瀬戸内で採れる旬の魚 本文へジャンプ
10月が旬の魚 (左の月をクリックしますと月別がご覧頂けます。)

赤メバル(カサゴ)
身は脂が乗っている割に身の締まっている白身で、特に瀬戸内産は美味である。頭が大きくて身は少なめだが、特に頬の身は美味しい。岩礁部に住み、岸から近いところにも生息しているため釣りの対象としても人気がある。
料理方法
煮付け・味噌汁・塩焼き・唐揚げ

イボダイ
岡山ではシズと呼ばれています。よく干物として売られていますが、煮付けにすると身離れが良いので食べやすい。
料理方法
煮付け、塩焼き、干物

黒メバル
瀬戸内に春を告げるメバル。その名のとおり目が大きく張っています。胎生の魚で12月から2月に5_程度の仔魚を数千から数万匹生みます。白身の美味しい魚なので色々な料理で上品な味を楽しめます。全国的に獲れるメバルですが特に瀬戸内のメバルは美味です。
料理方法
煮付け・焼き物・刺身・から揚げ

クロダイ
沿岸部にも生息する大型魚だけに、昔から食用として漁獲されてきました。瀬戸内では釣りの対象としても人気のある魚です。性転換する魚としても有名で幼魚の時はすべてオスでその後成長して雌雄同体となり、4歳位のなるとメスになるものが出て来ます。
料理方法
刺身・塩焼き・煮付け

サッパ
岡山ではママカリと呼ばれ飯借りと書きます。余りのおいしさにご飯が足らなくなって隣の家からご飯を借りたとも言われ、岡山の郷土料理に使われています。
料理方法
酢漬け・焼き酢漬け・ママカリ寿司・塩焼き・特に鮮度が良いものは刺身も美味しい。

サバ
「秋サバは嫁に食わすな」と言われるようにマサバはこの季節、脂がのって、最高に美味しくなります。脂ののった旬のマサバはDHÅ・EPAなどの脂溶性成分を大量に含み、生活習慣病や痴呆の予防にも効果があるといわれています。また、「さばの生き腐れ」といわれるくらい、痛みやすい魚なので鮮度の良いものを調理することが大切です。斑紋が鮮明で身のしっかりとしたものを選びましょう。
料理方法
みそ煮・塩焼き・煮食い・シメサバ・サバ寿司等

サワラ
さばの仲間でEPA・DHAなどの多くの血栓予防、血管を柔軟にする、カリウムも多く血圧を下げる効果もある。身質が柔らかく、淡白で白身のくせのない味がする。特に皮をつけたままの刺身を推奨する。皮と身の間に旨みと香りが感じられ、また皮の歯応えと身の柔らかさがマッチします。
料理方法
刺身・すし種・てり焼き・蒸し物・みそ漬け

タチウオ
全長130cmに達し、体型は名前の通り大きな刀状である。全身鱗が無く、銀箔のような光沢がある。歯は非常に鋭く、1尾料理するときは取り扱いには注意したい。淡白な身ではあるが、生食する場合意外と脂がのっている。生活習慣病を予防する脂肪酸を多く含むため血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすDHAを多く含んでいる。
料理方法
刺身・背越し・塩焼き・煮付け

マイワシ
昔は安い大衆魚の代表であったが、最近は値も上がってきています。マイワシを開く場合は包丁で開くと小骨が残ってしまうため手開きの方がきれいに開けます。また、PPバンドを使う方法で簡単に下ろすことができます。DHAやEPAなどを多く含んでいるため体に良い魚です。
料理方法
刺身、塩焼き、干物、煮付け、つみれ

マコガレイ
高たんぱく・低脂肪で消化・吸収が良い魚です。また、身を加熱すると柔らかくなる特徴を持っていますので病人食にも向きます。心臓病・肝臓病予防また、骨・歯強化に良いと言われています。成分として、タウリン・ビタミンB1・B2・D・Eを含んでいます。冬の、特に産卵前の時期のメスは大きな卵巣をもっており、子持ちガレイと呼ばれ、甘辛く煮付けたものが冬の味覚として好まれる。また干物、特に一夜干しもよく行われる。城下かれいはマコガレイの地方での呼び名で、大分県 日出町沿岸で獲れるもので高値で取引されます。
料理方法
刺身・煮付け・唐揚げ

アキアミ
岡山では通称アミとよばれています。アミという名前がついていますがアキアミはサクラエビの仲間です。対してオキアミはプランクトンです。生きている時は透明ですが死ぬとピンクがかってきます。岡山は昔よりアキアミの産地でしたのでアミ大根や塩辛など郷土料理として食べられていました。
料理方法
アミ大根・塩辛・佃煮・干物・かき揚げ

シャコ
昔は良く獲れていたため家庭でも茹でシャコで食べていました。特にメスの子持ちシャコは、独特の味わいで歯ごたえもあり、人気があります。また、はさみの部分は量は少ないですが、とても美味しいです。シャコを茹でる時は鮮度の良い内に素早く茹で上げてください。
料理方法
茹でシャコ、刺身、天ぷら、酢の物

ワタリガニ
岡山ではガザミではなくワタリガニのほうが良く使われています。長い距離を後ろ足を使って泳ぐことからこの名が付きました。渡ガニの旬は冬じゃないのと思われる方も多いと思われますが、冬が旬なのは子持ちのメスで6月から11月中旬位まではオスの旬です。今はメスよりオスの方が大きく実入りも良いのでカニ本来の味を楽しむならオスのカニがお勧めです。重くて甲羅の硬い物を選ぶのがポイントです。
料理方法
茹でガニ、蒸しガニ、味噌汁