瀬戸内で採れる旬の魚 本文へジャンプ
1月が旬の魚 (左の月をクリックしますと月別がご覧頂けます。)

赤メバル(カサゴ)
身は脂が乗っている割に身の締まっている白身で、特に瀬戸内産は美味である。頭が大きくて身は少なめだが、特に頬の身は美味しい。岩礁部に住み、岸から近いところにも生息しているため釣りの対象としても人気がある。
料理方法
煮付け・味噌汁・塩焼き・唐揚げ

ウマズラハギ
かわはぎの仲間で皮を手で簡単にむくことができます。全長30cmで背びれ第一棘が棘状で長いのが特徴です。身はやや固めで、身離れもとても良い魚です。刺身・塩焼き・煮付け・空揚げ等、色々な料理法で食べられています。淡白な味なので、鍋料理にも多用されます。脂のよくのった肝は特に人気があります。
料理方法
薄造り・煮付け・鍋物・空揚げ・塩焼き等

オコゼ
超低脂肪・低エネルギーの白身魚です。たんぱく質が豊富なので、旨みは多い。唐揚げでは骨まで食べられるので、カルシウムも豊富である。背鰭は、猛毒の棘があり、刺されるとひどく痛み腫上がります。料理するときは、最初に処理するようにしてください。鱗も無いので調理は、意外に簡単です。内臓もとても美味しいです。
料理方法
刺身・唐揚げ・煮付け・味噌汁

カワハギ(イトマキ)
体は菱形で頭部上方に太く短いとげがあります。体色は灰色がかっており、ザラザラとした丈夫な厚い皮で覆われています。しかし料理をする時は、気持ちよく皮がはげます。特に肝臓が美味しく、あっさりとした身に対してこってりとした甘みがあり煮付けや刺身に一緒に食べると絶品です。
料理方法
刺身・煮付け・唐揚げ

黒ウシノシタ
高たんぱく低脂肪で身離れの良い魚で、子供にも年寄りにも人気のある魚です。鉄分やビタミンB2が多いので貧血症や肌荒れに効果的。また、特筆すべきことはミネラル分の亜鉛が含まれているため精力増強、前立腺肥大症味覚障害などに効用があります。小型魚は、半乾燥の一夜干にします。この冬の風物詩となっている干しゲタは、海からの寒風にさらして作ります。火であぶると骨からの身離れが良く酒の肴にもってこいの一品です。
料理方法
煮付け・空揚げ・バター焼き・ムニエル・焼き魚・特に鮮度の良いものは刺身

コチ
コチの中でも、マゴチは大きく、味も良い一番の高級食材です。特に活け物は刺身や洗いになります。身は癖がなく甘みがあるため、、鍋物や塩焼き等素材を生かした料理に向いています。
料理方法
刺身、洗い、鍋物、塩焼き、天ぷら、煮付け

サヨリ
くちばしが長い魚の印象がありますが、細長いのは下あごで上あごは平らで短い。身は上品で淡泊な白身で脂肪が少なくカロリーも低い。水面を群れをなして泳ぐ様は銀色にひかり美しく素早い。
料理方法
刺身、天ぷら、吸い物種、塩焼き、唐揚げ

サバ
「秋サバは嫁に食わすな」と言われるようにマサバはこの季節、脂がのって、最高に美味しくなります。脂ののった旬のマサバはDHÅ・EPAなどの脂溶性成分を大量に含み、生活習慣病や痴呆の予防にも効果があるといわれています。また、「さばの生き腐れ」といわれるくらい、痛みやすい魚なので鮮度の良いものを調理することが大切です。斑紋が鮮明で身のしっかりとしたものを選びましょう。
料理方法
みそ煮・塩焼き・煮食い・シメサバ・サバ寿司等

サワラ
さばの仲間でEPA・DHAなどの多くの血栓予防、血管を柔軟にする、カリウムも多く血圧を下げる効果もある。身質が柔らかく、淡白で白身のくせのない味がする。特に皮をつけたままの刺身を推奨する。皮と身の間に旨みと香りが感じられ、また皮の歯応えと身の柔らかさがマッチします。
料理方法
刺身・すし種・てり焼き・蒸し物・みそ漬け

ヒラ
5月から6月ごろ産卵のため瀬戸内海に群れをなして回遊してきたところを主に流し網漁によって 獲ります。小骨は多いですが、味は大変良い魚で骨切りをして煮付け、塩焼き等で食します。この時期は鮮度の良い物が安く手に入るのでお刺身もおすすめです。
料理方法
骨切りして刺身・塩焼き・煮付け・すし種

ヒラメ
形はカレイに似ていますが左ヒラメに右カレイと言われるように例外はありますが、腹をしたにした時に左側に目がついています。また口はカレイに比べて口が大きく、歯も大きく鋭い。
料理方法
刺身、特に縁側が美味である。

マダイ
桜の頃産卵のために瀬戸内に入ってくる。この時期のタイを別名「桜ダイ」と呼ぶ。身は淡白な中に豊な風味を秘め、栄養的にもビタミンAやB1・B2が多く、血圧を下げ頭痛にも良い。タイは鮮度や味が落ちにくい魚で、「腐ってもタイ」とは、腐るようになっても、他の魚より美味しいという意味です。
料理方法
刺身・すし種・焼物・蒸し物・煮物・揚げ物・汁物
頭や中落ち・卵・白子・肝・皮など余すことなく食べることができる

マナガツオ
カツオの名がついているがイボダイのなかまである。全体が銀色の小さな鱗で覆われるがすぐにはげやすい。身は透明感のない白身で旨みがある。一般的に大型の物が美味しくて好まれまが、値段が高くなります。マナガツオの骨は柔らかいので唐揚げにして食べられます。
料理方法
焼き物(幽庵漬け・西京漬け)・刺身・煮付け

アキアミ
岡山では通称アミとよばれています。アミという名前がついていますがアキアミはサクラエビの仲間です。対してオキアミはプランクトンです。生きている時は透明ですが死ぬとピンクがかってきます。岡山は昔よりアキアミの産地でしたのでアミ大根や塩辛など郷土料理として食べられていました。
料理方法
アミ大根・塩辛・佃煮・干物・かき揚げ

ワタリガニ
岡山ではガザミではなくワタリガニのほうが良く使われています。長い距離を後ろ足を使って泳ぐことからこの名が付きました。渡ガニの旬は冬じゃないのと思われる方も多いと思われますが、冬が旬なのは子持ちのメスで6月から11月中旬位まではオスの旬です。今はメスよりオスの方が大きく実入りも良いのでカニ本来の味を楽しむならオスのカニがお勧めです。重くて甲羅の硬い物を選ぶのがポイントです。
料理方法
茹でガニ、蒸しガニ、味噌汁

イイダコ
体長は概ね20cm程度だが大きいものは30cm位になる。全国的に浅瀬や砂泥地に生息している。雌は冬場に頭一杯に飯粒の様な卵巣を持つ為に飯だこ(イイダコ)と呼ばれる。
料理方法
煮付け(特に冬場の子持ちの雌がうまい)・ゆでだこ(わさび醤油)・空揚げ

ナマコ
ナマコには赤ナマコと青ナマコがあり、赤ナマコは岩礁部、青ナマコは砂泥部に生息しています。冬場に酢の物で食べられますが、ナマコの腸を塩辛にしたこのわた、卵巣で作ったこのこまた、このこを干したホシコは何れも高級珍味です。
料理方法
酢の物

マダコ
瀬戸内海はマダコの漁獲量が多く、最も重要な水産資源のひとつです。タウリンが豊富で高タンパク、低カロリーで、捨てる部分が少ない優秀な食材で、年間を通じて市場に入荷しない日がないほどの人気者です。
料理方法
刺身・てんぷら(生でも、茹でても)・酢の物・たこ飯など
ぬめりを良く取り、あまり強火でグラグラと茹でないのがコツです。

サルボウ
サルボウ貝には鉄分・亜鉛・蛋白質などの栄養素が多く含まれ、目や肝臓に良い。また、県内の寄島海域での養殖は、日本有数の産地であり、より新鮮な貝が手に入り易くなっています。赤貝と同じ仲間です。他の貝と違い血球中にヘモグルビンを持っているため身が赤みを帯びています。赤貝の缶詰は、このサルボウが主な原料となっています。
料理方法
刺身・煮付け・茹で貝・すし種・佃煮

タイラギ
貝柱は白いダイヤと言われ、旨み成分が多く、ダイエットに最適です。動脈硬化、視力低下肝臓病、味覚障害に効用がある。タイラギのヒモは歯応えコリコリ・ツルツルで最高の食感。刺身・かき揚げ・煮物に最高。
料理方法
薄切りで刺身・厚切りでバター焼き・フライ・塩焼き(半生が美味)

マガキ
カキは海のミルクと呼ばれ栄養豊富な食品です。岡山産のカキは、1月終わりから2月にかけて身太りがよくなり、この頃が一番美味しい時です。ムキ身は、身が盛りあがって丸みのあるもの、艶のあるものを選んで下さい。カラ付きは、細長いものより、カラが深くなっているものの方が、大粒でよく太ったカキが入っています。
料理方法
蒸しガキ・カキフライ・カキ鍋・カキ飯や佃煮・カキオコ
調味料として、オイスターソース・かき醤油