瀬戸内で採れる旬の魚 本文へジャンプ
3月が旬の魚 (左の月をクリックしますと月別がご覧頂けます。)

アイナメ
アイナメは小骨が多いので三枚卸にした後、骨切りをするとよい。あっさりとした、低脂肪、低エネルギーの魚だが、多価不飽和脂肪酸を多く含むので、コレステロールを下げる効果がある。また、近似種の「クジメ」は尾びれが丸い。
料理方法
刺身(焼き霜つくり)・から揚げ・煮付け・焼き魚

イカナゴ
瀬戸内に春を呼ぶ代表的なさかなです。栄養的にも優れもので、豊富なカルシウムが、骨を丈夫にし、精神を安定させる。岡山では、2月1日解禁で、いかなごの成魚が採れ出し、潮ごとに成長し、13p〜15cm位までになる。また一方では、3月初旬には、新子(体長4cm〜5cm)漁も各地で始まってくる。
料理方法
成魚から新子まで、魚体の大きさで色々な料理のバリエーションがあります。
新子(幼魚):釜揚げ・かき揚げ・空揚げ・かなぎちりめん・くぎ煮(特に有名)
成魚:釜揚げ・柳川風鍋・付け焼き・塩焼き・空揚げ・天麩羅
注意:鮮度落ちが早く、腹が破れやすい。鮮度が命の魚なので、買ったら素早く処理をすること。

サヨリ
くちばしが長い魚の印象がありますが、細長いのは下あごで上あごは平らで短い。身は上品で淡泊な白身で脂肪が少なくカロリーも低い。水面を群れをなして泳ぐ様は銀色にひかり美しく素早い。
料理方法
刺身、天ぷら、吸い物種、塩焼き、唐揚げ

マダイ
桜の頃産卵のために瀬戸内に入ってくる。この時期のタイを別名「桜ダイ」と呼ぶ。身は淡白な中に豊な風味を秘め、栄養的にもビタミンAやB1・B2が多く、血圧を下げ頭痛にも良い。タイは鮮度や味が落ちにくい魚で、「腐ってもタイ」とは、腐るようになっても、他の魚より美味しいという意味です。
料理方法
刺身・すし種・焼物・蒸し物・煮物・揚げ物・汁物
頭や中落ち・卵・白子・肝・皮など余すことなく食べることができる

シャコ
昔は良く獲れていたため家庭でも茹でシャコで食べていました。特にメスの子持ちシャコは、独特の味わいで歯ごたえもあり、人気があります。また、はさみの部分は量は少ないですが、とても美味しいです。シャコを茹でる時は鮮度の良い内に素早く茹で上げてください。
料理方法
茹でシャコ、刺身、天ぷら、酢の物

ベイカ
岡山ではベカと呼ばれる小型のイカで、大きさは8センチ程度です。年中漁獲されますが、春には漁獲量も増え、メスは卵を持つようになります。特に子持ちベカは美味しく、値段も高くなります。
料理方法
木の芽和え・煮付け・天ぷら・特に新鮮であれば刺身

ナマコ
ナマコには赤ナマコと青ナマコがあり、赤ナマコは岩礁部、青ナマコは砂泥部に生息しています。冬場に酢の物で食べられますが、ナマコの腸を塩辛にしたこのわた、卵巣で作ったこのこまた、このこを干したホシコは何れも高級珍味です。
料理方法
酢の物

サルボウ
サルボウ貝には鉄分・亜鉛・蛋白質などの栄養素が多く含まれ、目や肝臓に良い。また、県内の寄島海域での養殖は、日本有数の産地であり、より新鮮な貝が手に入り易くなっています。赤貝と同じ仲間です。他の貝と違い血球中にヘモグルビンを持っているため身が赤みを帯びています。赤貝の缶詰は、このサルボウが主な原料となっています。
料理方法
刺身・煮付け・茹で貝・すし種・佃煮

タイラギ
貝柱は白いダイヤと言われ、旨み成分が多く、ダイエットに最適です。動脈硬化、視力低下肝臓病、味覚障害に効用がある。タイラギのヒモは歯応えコリコリ・ツルツルで最高の食感。刺身・かき揚げ・煮物に最高。
料理方法
薄切りで刺身・厚切りでバター焼き・フライ・塩焼き(半生が美味)

マガキ
カキは海のミルクと呼ばれ栄養豊富な食品です。岡山産のカキは、1月終わりから2月にかけて身太りがよくなり、この頃が一番美味しい時です。ムキ身は、身が盛りあがって丸みのあるもの、艶のあるものを選んで下さい。カラ付きは、細長いものより、カラが深くなっているものの方が、大粒でよく太ったカキが入っています。
料理方法
蒸しガキ・カキフライ・カキ鍋・カキ飯や佃煮・カキオコ
調味料として、オイスターソース・かき醤油